「楽しいだけの留学で終わらせない為に」(体験談)

イタリアの南端にあるバーリという町の学校へイタリア語の勉強をする為に１ヶ月の短期留学をしました。

ホームステイ先は学校から紹介されたお宅でバーリに着いた日に連れて行って貰いました。授業は先生がステイ先の私の部屋へ来て月曜日から金曜日まで３時間ずつのレッスンをしてくれました。先生はイタリア語の教授法という資格を持っている人で、絶対話せるようにしてあげるからと言ってくれました。
ステイ先ではご夫婦が二人とも働いていたので昼間は一人でいることが殆どでしたが、夕食には一緒に食べようと言って誘ってくれることもありました。奥さん手作りのリゾットがとても美味しかったです。徒歩で１０分位の処にスーパーマーケットもあったので、よく買い物に行き食事は殆ど自分で調達していました。いろんなお店にも近かったので、宿題が終わるとよく散歩がてらに出掛けていました。

そして知らない人に何かを聞いたり、お店に入ったりした時にはなるべく話すようにしていました。こちらから話しかけると陽気なイタリア人は次々と色んなことを質問してくることもありました。そんな日々がとても楽しかったです。

そして留学していた時にはバーリにはお寿司屋さんが二軒あって、その一軒が徒歩圏内にあったので、たまに食べに行くとそこではカウンターで日本人がお寿司を握っていて懐かしくもありました。レッスンのない日に先生の実家へ連れて行って貰ったこともあり、とにかく周りはイタリア語だらけという環境の中に身を置くということが語学の勉強には大切なことだと思いました。

目標をしっかりと決め、自分が何のために勉強するのかということがはっきりしていないと楽しいだけで終わってしまいます。日本を出て外国の文化に触れることはとても素晴らしい体験だと思います。