気負わず留学。学んで留学(体験談)

 留学する前というのは誰でも神経質になりやすく、徹底的な準備に神経を尖らせるようになると思います。「異国の地」という昔ながらの発想だと、最低限生きていけるように何かと準備をすると思いますが、実際のところ準備という準備はそんなに要りません。

留学してみて誰しもが思う事なのですが、無駄に多くのものを持って来すぎたと半ば後悔するものです。本当に必要なものなら現地で買い揃えばいいし、社会に早いとこ馴染めるように行動するほうがメリットもあります。

パスポートとある程度のお金があれば他には何もいらないというノリで留学に臨んでみましょう。

異国の地という感覚にはある種のイメージが付き物です。だけど実際にはそんなに変わったものではなく、意外と早く環境に適応出来るようになるものです。気負わず肩の力を抜いて、ちょっとコンビニに行ってくるくらいの感覚の方が、実際留学してからの溶け込み具合も人一倍早いですし、自然体でいられます。そして意識的に日本という文化や生活を忘れる事が大切です。

日本の基準で世界の各地へ留学しても、上手くいかない事ばかりです。それよりも、「この国はこういうスタイルなんだな。」と新しい土地に参入する外国人らしく、流れるように日々学んでいきましょう。そういう気持ちで過ごしていると吸収力も優れてきますし、語学や文化なども早く身につくようになります。

そして日本語をなるべく使わない生活を心掛けて欲しいと思います。留学生の中のほとんどは、同じ母国語で会話をして日々生活している人が多いです。別に悪いとは言いませんが、それは日本にいる時と変わりません。お金を掛けて留学している以上は、様々なものを吸収する気持ちが何より大切だと思います。